2009年10月31日土曜日

ぷりこ、徳島へ行く ~2日目・香川県③編~

【四谷シモン人形館 淡翁荘】

美味しい讃岐うどんのあとは、

今回の徳島ツアーの要と言っても過言ではないスポットへ!!

四谷シモン人形館 淡翁荘」へ行ってきたよ。

坂出駅のすぐ近くにある、鎌田醤油という会社の敷地内にある施設。


そもそも人形作家の四谷シモン先生をぷりこは全く存じ上げなくて、

この徳島ツアー前日に、とある本屋さんで香川の観光冊子を見て知ったというレベル。


やっぺさんに「人形館に行って見ないかね?」って連絡したら、

実はやっぺさんは数年前にも人形館へ行ったらしいんだけど、残念ながら休館日だったんだって。

だからこれはリベンジだね~、ということでスケジュールに追加されたのね。


えっと、シモン先生について、きっと知らない人多いよね。

またぷりこの漠然とした説明コーナー。


まず、シモン先生はニッポンジンです 笑

そして現在もばりばりご存命です 笑

今は人形学校を主宰されてらっしゃるそうです。


あ、お名前は本名じゃなくて、

昔、四谷に住んでいたからということと、ジャズ歌手のニーナ・シモンと言う人の

ファンであったことから、「四谷シモン」という名前で活動することになったんだとか。

<人形館の受付の方のお話より>




そんで、シモン先生の作品(人形)というのが、ぷりこもツアー前日に

予習のためシモン先生の公式HPを見て度肝を抜かれたんだけど 笑、

すっげーリアルな人形さんたちなのね。

顔の表情はどこかせつなそうで、かなしげで、でも何か世の中の良いことも嫌な事も

全て知りつくしたようなそんなお顔のお人形達。


”お人形”という表現では失礼なくらいの年配の人形もたくさんあって、

そしてあまり服をまとってないタイプなのであります。。笑

なので色々な箇所がかなりリアルに表されております。はい。。




また、展示されているこの”淡翁荘”と言うところは、

鎌田醤油さんがその昔、客人を迎え入れるいわば”迎賓館的な建物”として

造られたものだったんだけど、

もともと別の場所に展示してあったシモン先生の作品達が、

ある事情から行き場所を失ってしまうことになり、

鎌田醤油の社長さん?がそのことを知り、「”淡翁荘”で展示させていただけないか」と

申し出たそうなのであります。

<人形館の受付の方のお話より>



そして淡翁荘での展示方法がとてもユニークで、

客間に何体か普通?に(いや無造作に?)展示してあるのだけど、

押入れや、引き戸、元・トイレらしきところなど、あらゆるお部屋で

こっそりと展示してあるものもあって、

来館者側が一つ一つ探りながら(ドアを開けたりする)展示物を見て回る、という

画期的な体感型見学システムとなっておりましたの。

しかも写真撮り放題。

受付の方も「どんどん撮って宣伝してくださいね~♪」とおっしゃってたので、

お言葉に甘えて激写・連写しまくりました。



ということで、軽く衝撃を受ける方がおられるかもしれないので、

これから作品の画像もアップするんだけど、

ちょっと自信が無い方は割愛してくださいまし。。

よろしゅう。




まずは建物の概観。








こちらの淡翁荘、さすが迎賓目的の施設だけあって、

内装が超超凝ってるのね。

家具や照明器具、カーテンレールや窓の取っ手?部分や床の木目柄に至るまで

全部屋こだわって造られたんだって。

そのアンティーク具合とシモン先生の人形たちとのコラボレーションは

ほんとにぴったんこで、新しい引越し先が素敵なところでよかったねぇ、と感じられる場所なのよ。


ドアを開けると向かって左が受付。

優しい親切なマダムがいらっしゃいました。

マダムは最初の客間に案内してくださり、

ちょっとだけ、シモン先生のことや建物のこと、見学方法等わかりやすく

説明してくださったよ。



これは向かって右に並べてあったイス。

かわいい。



さんかく。



これは一番最初に案内された客間にあったイス。



まるい。



そして洋室。



超雰囲気出てない??

江戸川乱歩の世界か、金田一耕介のクライアントで金持ちなお宅の居間、ってカンジじゃない??



そして奥に一体おられました。


アップ。



カメラ目線、いただけませんでした。



クール少年だけかと思いきや、出入り口、向かってすぐ右にいらっしゃいました。



イエス・キリストっぽい方です。せつなげです。



そしてこのお部屋の床。木目が一部わざわざ変えてあるの。





おしゃれ照明。




窓の飾り取っ手。




素敵でしょ~??


お次はかなりドキドキしてください。(割愛可)

この奥の細長い扉を開けると・・・・
















!!!!!!!!


やっぺさんとぷりこ、衝撃でした。

一旦、閉めましたよ。扉。

そして「もう一回あけてみようか」と開けてみました 笑


この方、一日中ここに座ってます。

冬は寒さがこたえます。きっと。



軽く衝撃を覚えたところで

和室を見学。

こちらはお人形さんはいらっしゃいませんでした。

しかし素敵な和室でした。







ちなみにここまでが1F。

2Fへ上がる階段の手前に気になる引き戸が。




恐る恐る開けてみると・・・







いらっしゃいました。

わりと至近距離で拝めました。




そして階段を上がると、天使がお出迎え。



なんだかとても素敵な天使だな、と思いました。

やっぺさんも「この天使すごい好き」と言ってました。

ちなみにこの天使は今、携帯の待ちうけになってます 笑



2Fにはかなり広い客間があり、ここにたくさん作品が展示してありました。




このお方、ちょっと森本レオ似だと思ったのはぷりこだけ・・・?




凛として、ちょっと自信に満ち溢れたような表情に見えます。



タイトルは「少女」



そしてこの僕ちゃん。タイトルは「少年」



この「少年」と「少女」はシモン先生の秘蔵っ子だそうです 笑

ずっと倉庫に収められてたらしく(秘蔵っ子だからね)、でもやはり少しでもたくさんの人たちに

見てもらいたい、ということで2008年の7月に里子でやってきたそうです。

<パンフレットより>


ちなみに、この「少女」とくりそつでドレスが赤いお人形さんが昨年、販売されたらしく

そのお値段6,300,000円也。

すげーーーーーー。




さらに探検(見学)は続きます。

ほんとはこの客間の隣にも小さな客間があるのですが、

作品がガラスケースに入れてあったため反射して良い写真がとれなかったので

割愛します。


実は1Fロビーにもとても有名な作品が展示してあるのですが、それもケースに入っていたため

上手く撮れなかったので割愛しとります。。。


2Fの元トイレと思われるところにも一体発見!



犬神家のスケキヨさんぽい。

遠くから失礼します。




そして第二の衝撃扉発見。



えっとこちらもかなり衝撃度は高いので、割愛可です。


ゆっくりと開けてみると・・・・
















!!!!!!!!!


大変なことになってますよ。お嬢さん。

「押入れにはドラえもん」と相場が決まってますよ。お嬢さん。

そして体半分です。

鏡越しに見て一人前です、的なコンセプトですかね。


いやはや、やっぺさんとぷりこはテンション上がりまくってまいりました 笑


そして次なる扉がありました。

その扉を開けた瞬間。

このお方と目が合いました。



名前はイブさん。(「未来と過去のイブ」というタイトルだそうです)


イブさん、ディオールのストッキングでした。



おっされー。



そしてイブさんから目をそらし、部屋を見わたすと(こちらも軽く衝撃画像です)・・・











心霊写真ではありません。



横たわっておいででした。(こちらも軽く衝撃)














しかも二人でした(もっと衝撃)・・・・















これは事件です。




そしてこうなるとこのお方がまともに見えます。



愛着すら湧いてきます。


もう、ここまででお腹いっぱいのやっぺさんとぷりこ。

写真もとりまくって大満足で階段を降り、

トイレに行って帰ろうとしたら、

受付のマダムが出てきて、

「まだ一箇所あるんですよ~♪」と。


なんと!!

うっかりミスだったよ。


そこは金庫室。




ものすんごく分厚い扉。



何隠してたんだろうね。。笑



そして中には・・・・



天使か堕天使か?ちょっとビジュアル系の人。

ちなみに、羽がついている人形さんたち、ホンモノの羽っぽいものが一枚一枚つけられてるの!!


そしてもうおひとかた。




二人なので暗くて狭い金庫室もさびしくありません。




ということで、大大大満足のやっぺさんとぷりこは

受付のマダムとその後も少し談笑し、

冒頭で記した、四谷シモンさんの冊子を購入して

建物をあとにしたのでありました。



駐車場で車に乗り込んだやっぺさんとぷりこ。

かなりのうっかりミスに気づきました。



「携帯で写真撮り忘れた!!!!」



やっぺさんとぷりこ、また淡翁荘へのこのこ戻り、

マダムに説明し、快諾してくださったマダムにお礼を述べ、

またこのお話の冒頭に戻って、2巡目に突入するのでありました~ 笑



ほんとに優しい、アートが大好きなマダムで、

鎌田醤油の社員さんなのかどうかは謎だけど、

「もし近くの方だったら、好きな本とか持って来て、

上のソファーでゆっくり読書とかされてもかまいませんから~♪」と

すごい許可を与えてくださったよ 笑


あー。近所じゃないのが悔やまれるよ・・・・




作品を見てびっくりしたけど、どれもすばらしい作品ということは素人のぷりこにもわかったし、

2Dの絵画の世界ではなく、3Dの物体(しかもリアルな人形たち)だからか、

そして手が届くところに展示してあるからか、

作品一体一体が訴えかけてくるものがあったし

衝撃も受けたし、感動もしたし、何より迫力があったし、

「人間て、すばらしい、ホンモノの芸術作品を目の前にすると興奮するんだなー」って。

やっぺさんとかなりテンション↑↑状態で人形館をあとにしたよ。


まだまだ書き足りないんだけど、

もうこのへんでおわりにしとく 笑


次の場所へ向かったのであります。

つづく。

ぷりこ、徳島へ行く ~2日目・香川県②編~

【松下製麺所 編】

栗林公園を出たら、今度は讃岐うどんを食べに行ったよ~。


お店はこちら。

松下製麺所




栗林公園 北門から少しだけ車で行ったところ。

向かって左が製麺所で右側が食べれるところ。

到着したタイミングが良くて、まだお客さんはまばら。

カウンター席も座り放題よ!


早速我々も中へ。

でもちょっと勝手がわからずとまどう 笑

でもやっぺさんがいざなってくれました 笑


奥で「一玉ください」とお店の人に注文してお金(180円!!)を払い、

「温かいのね?」と聞かれてどんぶりに一玉麺を入れて渡してくれたよ。

そんで自分でちょっとだけ麺をゆでて、汁も自分で好きなだけ入れるの。

あと天かすと、おろしショウガと刻みネギもセルフで好きなだけいれて。

七味も少々。

全てやっぺさんをお手本に 笑



そしてぷりこがやったらこうなった 笑



頑張ってネギも少々入れてみた。




そしてガイドブックに「ここのコロッケは美味しいぞ」と書いてあったのを思い出し、

横にコロッケが置いてあるのが見えて、すっごい気になったんだけど、

イマイチ購入方法の勝手がわからず、、

多分、最初の注文時におにぎりやらコロッケやらのサイドメニューは

一緒に申告しなきゃいけなかったんだよね。

うぅ。でもコロッケ食いたい。



勇気を出して注文。



買えた 笑

きっとこんなとんちんかんなツーリストはたくさんおるはずよ。

っていうか、平日のお昼前(混み合う前)だったから買えたんだろうな。

らっきーだったよ。ぷりこ。

そんでそのコロッケがこちら。



コロッケは揚げたてじゃなくて冷えていたけど美味しかったよー。


うどんはというと、すっごい麺がモチモチしとるんよ~☆☆

やっぺさんが「麺が細めんじゃねー」って言ってたけど

ぷりこは本場の讃岐うどんを食べつけてない(今回で2、3回目くらい)ので

「え!?これは細い方なん!?」と軽く衝撃を覚えたよ。

あー。太い麺も食してみたいよ。


一玉でかなり腹いっぱいになったけど、男の人は2玉とかぺろりと食べちゃうんだろうね。


そしてお店を出る頃には近隣のサラリーマンやOLたちで店内は大混雑と化しておりました。

あぶないところだったよ!


讃岐うどんをたくさん食べてるやっぺさんが、

「ここのうどんは上位(やっぺさんランキング)に入るくらい美味しかった」と

言っていたよ!

ぷりこランキングは確実に1位だよ 笑

ぷりこ、徳島へ行く ~2日目・香川県①編~

【10月27日(火)栗林公園 編】

徳島ツアー、2日目は香川県へ行ってみることにしました。(名目は徳島ツアーです。はい。)

まず向かったのが、高松市内にある、特別名勝 栗林公園

この公園、ミシュラン観光版で最高評価の☆☆☆がついたんだって。

あ、「栗林」と書いて「りつりん」と読むそうです。


ウェブサイトによると、

『室町の手法を残す石組みの地をもとに、江戸時代は讃岐高松藩の歴代藩主によって

100年余りをかけて完成、下屋敷として使用されてました』って書いてあるよ。

すごいねー。

歴代藩主はリレーのバトンのように受け継いで創りあげていったんだねー。


また、栗林公園は年中無休で、季節の日の出・日没にあわせて

毎月の開園・閉園時間が微妙に違って、かなり早朝から入れるのよ。

(ちなみに10月は6:00~17:30となっていたよ)

早朝はまた違った雰囲気なんだろうね。

夜もライトアップする期間があったりして、幻想的な写真がウェブサイトにありましたわ。




ぷりこたちは11時ごろに到着~。(早朝入園は無理んご)

観光バスが何台か停まってたけど、お客さんはそこまでいなかったなぁ。

何せ平日だからねー。紅葉もまだだしね。


そして大きな門がどーん。



これは東門だそうです。

この公園は二つ門があって、もう一つは北門というんだって。



公園内の案内図 ↓



広いよね~。


園内は全体を回ろうとしたら、2時間くらいかかるんだって!!

それで要所を押さえた「60分モデルコース」というお手軽?コースが設けてあったので、

そのコースを通ることにしたよ。


門をくぐって、入園料400円を払っていざ出発!

そしていきなり目の前の広大な風景にやっぺさんもぷりこも感激。

デジカメで激写しまくりました。

ちょっとですがアップしてみます。



東門を入ってすぐ右手に見えた大きな木。



全体像が撮りたくてかなり離れてからの撮影。



湖(北湖)の目の前にたくさんの箱松というのが植えられていて、

これがまた立派だったのよ~。





通路側が松の内部というか、うねうねした枝が模様みたいに広がっていたよ。



ね?模様みたいでしょ???



でも外側からみたらこんなにキレイな四角(箱)になってるの☆



庭師さんのすばらしい技ですな。



そんな庭師さん。お仕事中のところをパシャリ。



少々盗撮っぽくなってしまいました。




これは何かの実。



赤と緑でクリスマスカラー♪

この木の周りで野良?ネコ2匹が大喧嘩(おっかけっこ?)してました。



そして庭園内の池と言う池にはたくさんの鯉がおりました。



やっぱり、日本庭園と言えば、鯉よねー。

池に鯉がおらんとさびしいよ。必須アイテムじゃね。



これは涵翠池というところ。キレーだよね~☆





縦でも撮ってみた 笑



蓮が咲いていたけど遠すぎて写せず@



これはお茶屋さん。お抹茶とかいただけるそうだ(有料)。





これは石塔かね・・・?

穴?が太陽と月っぽくて陰陽暦と関係あるんかね~とかやっぺさんと話したよ 笑





これはマジ盗撮よね 笑



ちょうど写真撮影されていたので、

南湖をはさんで対岸からパシャリ。ごめんなさい。。

あの場所からだと、すごく素敵な写真がとれるんだろうね~☆☆

お天気も最高だったし!



そんな南湖。ススキも入りーの。




しつこく(かなり)遠目から花嫁さんも入れーの。






わかるかな??水の底にある石の色が赤いのよ。赤い苔かね?




そしてこの公園内で一番のナイスビュースポット。

飛来峰というところから見た景色。



素敵よね~☆☆



横ばーじょん。



ほんとにナイスビューであったよ。



これは妙にうろこっぽかったので撮ってみた。




こちらは直角の木。

何を避けたらこんなにキレイに曲がるんだろうねー。





画像、湖(北湖)をはさんで奥に見える、ちょろっと赤いのが梅林橋っていうらしい。



ちなみにこの梅林橋の前に上のほうでアップしたクリスマスっぽい実の木があって、

ネコが大喧嘩しとったところじゃけ 笑



一応、60分コースを回り終えたぷりこたち。

なんだかんだと60分かかってませんでした・・・ 笑



こんなに素敵な庭園なんだけど、

空を入れて撮ろうとすると大体ビル群が写っちゃうのよね 笑

市街地だからしょうがないねー。

現在と過去が交錯する不思議な場所だよ。

いつまでもいつまでもこの美しさを保持してほしいと願うよ。




栗林公園のウェブサイト ↓
http://www.pref.kagawa.jp/ritsurin/

トップの音楽に合わせて映像が流れるところは必見よ~。

四季折々のすばらしい映像が拝めるよ!感動するけ。