2010年11月17日水曜日

ぷりこ、サミットへ行く

先週のことになりますが。。

土曜日に人生初の”サミット”というものに行ってきました。

12日~14日に行われた、

第11回ノーベル平和賞受賞者世界サミット


久しぶりに元宇品エリアへ赴きました。

会場はグランドプリンスホテル広島でした。




当日はかなり曇天模様。

元宇品の電停から散歩がてら歩いて行きましたが、

お日様パワーが無い上に、海風がプラスされ、

かな~り寒いお散歩となりました。



そしてホテル前のメインストリートには

このビラビラ?が両サイドに掲げてありました ↓




ホテル前の関係者側の駐車場には

黒塗りのハイヤーがずらり。



この隣りの駐車スペースには

警察関係の車両が並んでたのですが、

撮影する勇気はありませんでした。。



そしてメインゲートには控えめなボードがありました。




中へ入るとロビーはかなり混雑しておりました。。

そう。このサミット開催中はホテルはもちろん通常営業で

この土曜日はぷりこが到着した時点で2組の結婚式が行われておりました。

なので、ロビーは2組の披露宴受付ブース。

サミット関係者、聴講者やらなんやら。

わりとごちゃごちゃでしたよ。


ぷりこもどこへ行けばいいのやら、受付はどこなのかと

少々迷いました。

とりあえず2階っぽいことがわかったので、行ってみると、

ちょうど結婚式が始まるところで、新郎新婦が下のスロープから

入場し始め、大勢の方がロビーを覗き込んでました。


そんな、みんなが1階(新郎新婦)に注目している片隅で

ひっそりと平和サミットがらみのイベントが行われてました。



鶴。

平和っぽいです。わかりやすいです。

そしてこの鶴に平和への祈りやらコメントを書く、というものでした。

この中央のオレンジの文字がダライラマ14世のコメントだそうです。



これで向きがあっているのかどうかも謎ですが、撮ってみました。

そして「あなたもメッセージを書いてください!!」と

言われたので、ぷりこも地味に書いてみましたよ。




ちなみに今回のサミットは金曜と土曜の二日間で6つのセッションが行われたそうで、

ぷりこは最後の6番目のセッションの聴講権が当たりました。

お題は「核兵器が持つ法的、倫理的、経済的意味合い」でした。





場所はバンケットホール「瀬戸内」

ちなみに「瀬戸内」の隣りのホールでは披露宴が行われてました。

なのでホール前の通路は大混雑でした・・・




とりあえず届いた券に番号が記してあったので、

「当日はこの番号が書かれた席に座ればいいんだ」と

勝手に座席指定制だと思い込んでいたのですが、

まさかの早い者勝ち制でした。。


大混雑のロビーでなんとなく整列していると、

開場となり、パンフレットと同時通訳機を受け取り中へ入りました。

スタッフの方たちが「前からおすわりください~」と言うので、

ぷりこ、どんどん前に行き、

まさかの最前列となりました。



えぇ。。。

なんか緊張するぅ~。



そしてちょうどぷりこの目の前にスピーチされる方のマイクが設置してあり、

「ぷりこ、絶対に寝ませんように。」と心から祈りました。



あと一応、同時通訳機も撮ってみました。



チャンネルが3つあって、

英語とフランス語と日本語でした。



ぷりこがワクワクそわそわしていると、

最前列のみなさんはそれぞれメモやらノートやら筆記用具を準備し始め、

中にはビデオカメラの準備を始める方々も。

「あぁ。。最前列に座る人は志も違うね。」とぷりこは一番前に座ったことを

かなり後悔し始めておりました。



単にダライラマ見たさに応募して当選したあげく、

一番前に座ったあつかましいぷりこよ。


そんな懺悔したい気持ちになったのもつかの間。

わらわらと世界の要人たちが舞台に上がってきたではありませんか。

サミットが始まってしまいました。。




↑最前列の方は誰も撮影してなかったので、

相当、勇気が要りました 笑


とりあえずダライラマだー!と感激したのですが、

彼はすかさず、おしゃれバッグから袈裟の色とおそろいのサンバイザーを

被られました。(ちなみにおしゃれバッグもおそろいの色でした)

きっと何かすごい意味があるのだと思うのですが、

ぷりこは失礼ながらちょっとオモシロくてニヤニヤしてしまいました。

とりあえずズームにしました。






そういえば、人生初の同時通訳機を利用したぷりこ。

すごく聞きづらいものですね。。

上の上の画像で一番奥の黄色いお召し物のシーリーン・エバーディーさんは

イランの人権活動家の方で、何語だったんじゃろう?ペルシア語?かな?

とりあえず、彼女が話した後で、通訳の方が英語にし、

それを受けて同時通訳機を通して通訳の方が日本語にするのね。

もう、サミット以前に異文化コミュニケーションの難しさを感じたよ 笑


英語が出来る人ってうらやましいなー。

そいえばぷりこの隣りの方は同時通訳機つかってなかったなぁ。

やっぱり最前列に座る人は違うね 笑



えっと。

人生最初で最後であろう、サミット聴講の感想はというと。




「わりとお題に沿って話しせんよね。」かね。




もう、みなさん、言いたいこと、伝えたいことが泉のごとく

湧いて出るんだろうね。

なんか話がお題とはどんどん違う話題になってた気がしたんだけど。。


中でも一番ぷりこが熱いなと思った方が、

元南アフリカ共和国大統領のフレデリック・デクラークさん。

上の上の画像で言うと、手前から3番目のおじいちゃん。


このおじいちゃんは熱かったよ。

猛烈に熱く語ったよ。





そいえば、ダライラマさんだけがスピーチなかったなぁ。

せっかくぷりこ目の前だったのにー。

それだけが残念であったよ。


あとは「もうこんな機会は二度とない」思い、

もう、とりあえず、スピーチする人全員をガン見しておいたよ。

むしろどっちが先に目をそらすか、ぐらいに。

9割ぷりこが勝利したけどね。



熱いセッションのあとは質疑応答タイム。

熱すぎて予定時間をオーバーしてしまい、

学生の方からの質問のみ、受付ますと言われ

数人の学生さんが質問されてました。


ある人は東京からの大学生さん(ニッポンジン)。

ある人はインドへボランティア活動へ行かれた経験のある学生さん(ニッポンジン)。

なんか若いのにみんな自分の信念を持って自分の言葉で

質問していてすごいな、と感心したよ。


その中で一人、明らかに「お前学生じゃないだろ」というおじさん(外人)が

挙手をし、なぜか指名され、

しかも質問ではなく、長々と人体に影響を及ぼす鉱物?か何かの話をし始め、

結局、「次回のサミットではこういう議題も取り上げてくれ」という

単なる提案をして終わりました。


まぁおじさんもセッションに感化されて言いたくなったのでしょう。

すごいぞサミットパワー。



そうだなぁ。

ぷりこがこのサミットで一番理解したことが、

質問タイムである学生さんが、

「核兵器以外で平和的ツールは何だと思うか?」というような質問をし、

デクラークさんが「それは対話です」と答えた、このやりとり。


これがこのサミットの全てだと思うんよね。

2日間、あらゆる角度から核兵器廃絶についてのセッションが行われていたけど、

要はこれなんじゃね、と。



ぷりこ、このセッションが聴講できてよかったと思いました。

この質問が出なかったら、「ダライラマさんはサンバイザーをご愛用」と、

「デクラークさんが熱かった」という感想で終わるところでした。


あ、あと「お尻が痛かった」です。


そんなサミット。

貴重な経験でした。



ピース。