2009年10月13日火曜日

ヴィヨンの妻

【2009年・日本映画】


今日観に行ってきたー。

何かの賞取ったんよねー。


うんとね。一言で感想を述べよ、と言われたら、


「え、そうなん?」


かね。


結構、どのブログとか解説見ても、高評価なんよね。この作品。

確かに、”ダメ夫”と”しっかりモノの尽くす妻”っていう表現はばっちりだったわよ。

うん。わかりやすかった。

それが解れば充分な作品なんかな 笑??



そもそも太宰治の作品は「走れメロス」ぐらいしか読んだこと無いんだけどねー。


映画の中の浅野さんが演じた作家(太宰がモデル?)は、

卑屈で超マイナス思考で、ガラスのハートの持ち主なのよねん。

弱さを全面的に押し出して、女の人が放っておかないっていうタイプの人。

妻に捨てられるのを恐れている割にはよその女と関係もったりするのよねん。

自由だね。



松さん演じるその妻は、そんなダメ夫を支える、凛とした女性。

旦那の女性歴も全て理解して、お金にもだらしなく家にも帰って来ないけど、

全て何もいわず許してるのねん。

「旦那とお子と3人で元気に暮らしていけたらそれで幸せ」と思うのだけれど、

ダメ夫はそうとは思ってないのよねん。




このお話、わりと脇を豪華俳優人が固めていて、

伊武雅刀と室井滋演じる、飲み屋の夫婦がいい人たちなのよ~。

昭和の人情、っていうのかねぇ。

うん。よかった。

妻夫木くんも出てたんだけど、顔が端整すぎて、飲み屋の場面では

客の中でも軽く浮いていたね。

とても素直な好青年であったよ。




あと広末涼子も頑張っていたね。

頑張っていたけど丸メガネ姿はどうかね。





うーん。でもこの作品、あんまり印象に残らんかったわ・・・ 笑



原作も読んでみよっと。