【四谷シモン人形館 淡翁荘】
美味しい讃岐うどんのあとは、
今回の徳島ツアーの要と言っても過言ではないスポットへ!!
「四谷シモン人形館 淡翁荘」へ行ってきたよ。
坂出駅のすぐ近くにある、鎌田醤油という会社の敷地内にある施設。
そもそも人形作家の四谷シモン先生をぷりこは全く存じ上げなくて、
この徳島ツアー前日に、とある本屋さんで香川の観光冊子を見て知ったというレベル。
やっぺさんに「人形館に行って見ないかね?」って連絡したら、
実はやっぺさんは数年前にも人形館へ行ったらしいんだけど、残念ながら休館日だったんだって。
だからこれはリベンジだね~、ということでスケジュールに追加されたのね。
えっと、シモン先生について、きっと知らない人多いよね。
またぷりこの漠然とした説明コーナー。
まず、シモン先生はニッポンジンです 笑
そして現在もばりばりご存命です 笑
今は人形学校を主宰されてらっしゃるそうです。
あ、お名前は本名じゃなくて、
昔、四谷に住んでいたからということと、ジャズ歌手のニーナ・シモンと言う人の
ファンであったことから、「四谷シモン」という名前で活動することになったんだとか。
<人形館の受付の方のお話より>
そんで、シモン先生の作品(人形)というのが、ぷりこもツアー前日に
予習のためシモン先生の公式HPを見て度肝を抜かれたんだけど 笑、
すっげーリアルな人形さんたちなのね。
顔の表情はどこかせつなそうで、かなしげで、でも何か世の中の良いことも嫌な事も
全て知りつくしたようなそんなお顔のお人形達。
”お人形”という表現では失礼なくらいの年配の人形もたくさんあって、
そしてあまり服をまとってないタイプなのであります。。笑
なので色々な箇所がかなりリアルに表されております。はい。。
また、展示されているこの”淡翁荘”と言うところは、
鎌田醤油さんがその昔、客人を迎え入れるいわば”迎賓館的な建物”として
造られたものだったんだけど、
もともと別の場所に展示してあったシモン先生の作品達が、
ある事情から行き場所を失ってしまうことになり、
鎌田醤油の社長さん?がそのことを知り、「”淡翁荘”で展示させていただけないか」と
申し出たそうなのであります。
<人形館の受付の方のお話より>
そして淡翁荘での展示方法がとてもユニークで、
客間に何体か普通?に(いや無造作に?)展示してあるのだけど、
押入れや、引き戸、元・トイレらしきところなど、あらゆるお部屋で
こっそりと展示してあるものもあって、
来館者側が一つ一つ探りながら(ドアを開けたりする)展示物を見て回る、という
画期的な体感型見学システムとなっておりましたの。
しかも写真撮り放題。
受付の方も「どんどん撮って宣伝してくださいね~♪」とおっしゃってたので、
お言葉に甘えて激写・連写しまくりました。
ということで、軽く衝撃を受ける方がおられるかもしれないので、
これから作品の画像もアップするんだけど、
ちょっと自信が無い方は割愛してくださいまし。。
よろしゅう。
まずは建物の概観。
こちらの淡翁荘、さすが迎賓目的の施設だけあって、
内装が超超凝ってるのね。
家具や照明器具、カーテンレールや窓の取っ手?部分や床の木目柄に至るまで
全部屋こだわって造られたんだって。
そのアンティーク具合とシモン先生の人形たちとのコラボレーションは
ほんとにぴったんこで、新しい引越し先が素敵なところでよかったねぇ、と感じられる場所なのよ。
ドアを開けると向かって左が受付。
優しい親切なマダムがいらっしゃいました。
マダムは最初の客間に案内してくださり、
ちょっとだけ、シモン先生のことや建物のこと、見学方法等わかりやすく
説明してくださったよ。
これは向かって右に並べてあったイス。
かわいい。
さんかく。
これは一番最初に案内された客間にあったイス。
まるい。
そして洋室。
超雰囲気出てない??
江戸川乱歩の世界か、金田一耕介のクライアントで金持ちなお宅の居間、ってカンジじゃない??
そして奥に一体おられました。
アップ。
カメラ目線、いただけませんでした。
クール少年だけかと思いきや、出入り口、向かってすぐ右にいらっしゃいました。
イエス・キリストっぽい方です。せつなげです。
そしてこのお部屋の床。木目が一部わざわざ変えてあるの。
おしゃれ照明。
窓の飾り取っ手。
素敵でしょ~??
お次はかなりドキドキしてください。(割愛可)
この奥の細長い扉を開けると・・・・
!!!!!!!!
やっぺさんとぷりこ、衝撃でした。
一旦、閉めましたよ。扉。
そして「もう一回あけてみようか」と開けてみました 笑
この方、一日中ここに座ってます。
冬は寒さがこたえます。きっと。
軽く衝撃を覚えたところで
和室を見学。
こちらはお人形さんはいらっしゃいませんでした。
しかし素敵な和室でした。
ちなみにここまでが1F。
2Fへ上がる階段の手前に気になる引き戸が。
恐る恐る開けてみると・・・
いらっしゃいました。
わりと至近距離で拝めました。
そして階段を上がると、天使がお出迎え。
なんだかとても素敵な天使だな、と思いました。
やっぺさんも「この天使すごい好き」と言ってました。
ちなみにこの天使は今、携帯の待ちうけになってます 笑
2Fにはかなり広い客間があり、ここにたくさん作品が展示してありました。
このお方、ちょっと森本レオ似だと思ったのはぷりこだけ・・・?
凛として、ちょっと自信に満ち溢れたような表情に見えます。
タイトルは「少女」
そしてこの僕ちゃん。タイトルは「少年」
この「少年」と「少女」はシモン先生の秘蔵っ子だそうです 笑
ずっと倉庫に収められてたらしく(秘蔵っ子だからね)、でもやはり少しでもたくさんの人たちに
見てもらいたい、ということで2008年の7月に里子でやってきたそうです。
<パンフレットより>
ちなみに、この「少女」とくりそつでドレスが赤いお人形さんが昨年、販売されたらしく
そのお値段6,300,000円也。
すげーーーーーー。
さらに探検(見学)は続きます。
ほんとはこの客間の隣にも小さな客間があるのですが、
作品がガラスケースに入れてあったため反射して良い写真がとれなかったので
割愛します。
実は1Fロビーにもとても有名な作品が展示してあるのですが、それもケースに入っていたため
上手く撮れなかったので割愛しとります。。。
2Fの元トイレと思われるところにも一体発見!
犬神家のスケキヨさんぽい。
遠くから失礼します。
そして第二の衝撃扉発見。
えっとこちらもかなり衝撃度は高いので、割愛可です。
ゆっくりと開けてみると・・・・
!!!!!!!!!
大変なことになってますよ。お嬢さん。
「押入れにはドラえもん」と相場が決まってますよ。お嬢さん。
そして体半分です。
鏡越しに見て一人前です、的なコンセプトですかね。
いやはや、やっぺさんとぷりこはテンション上がりまくってまいりました 笑
そして次なる扉がありました。
その扉を開けた瞬間。
このお方と目が合いました。
名前はイブさん。(「未来と過去のイブ」というタイトルだそうです)
イブさん、ディオールのストッキングでした。
おっされー。
そしてイブさんから目をそらし、部屋を見わたすと(こちらも軽く衝撃画像です)・・・
心霊写真ではありません。
横たわっておいででした。(こちらも軽く衝撃)
しかも二人でした(もっと衝撃)・・・・
これは事件です。
そしてこうなるとこのお方がまともに見えます。
愛着すら湧いてきます。
もう、ここまででお腹いっぱいのやっぺさんとぷりこ。
写真もとりまくって大満足で階段を降り、
トイレに行って帰ろうとしたら、
受付のマダムが出てきて、
「まだ一箇所あるんですよ~♪」と。
なんと!!
うっかりミスだったよ。
そこは金庫室。
ものすんごく分厚い扉。
何隠してたんだろうね。。笑
そして中には・・・・
天使か堕天使か?ちょっとビジュアル系の人。
ちなみに、羽がついている人形さんたち、ホンモノの羽っぽいものが一枚一枚つけられてるの!!
そしてもうおひとかた。
二人なので暗くて狭い金庫室もさびしくありません。
ということで、大大大満足のやっぺさんとぷりこは
受付のマダムとその後も少し談笑し、
冒頭で記した、四谷シモンさんの冊子を購入して
建物をあとにしたのでありました。
駐車場で車に乗り込んだやっぺさんとぷりこ。
かなりのうっかりミスに気づきました。
「携帯で写真撮り忘れた!!!!」
やっぺさんとぷりこ、また淡翁荘へのこのこ戻り、
マダムに説明し、快諾してくださったマダムにお礼を述べ、
またこのお話の冒頭に戻って、2巡目に突入するのでありました~ 笑
ほんとに優しい、アートが大好きなマダムで、
鎌田醤油の社員さんなのかどうかは謎だけど、
「もし近くの方だったら、好きな本とか持って来て、
上のソファーでゆっくり読書とかされてもかまいませんから~♪」と
すごい許可を与えてくださったよ 笑
あー。近所じゃないのが悔やまれるよ・・・・
作品を見てびっくりしたけど、どれもすばらしい作品ということは素人のぷりこにもわかったし、
2Dの絵画の世界ではなく、3Dの物体(しかもリアルな人形たち)だからか、
そして手が届くところに展示してあるからか、
作品一体一体が訴えかけてくるものがあったし
衝撃も受けたし、感動もしたし、何より迫力があったし、
「人間て、すばらしい、ホンモノの芸術作品を目の前にすると興奮するんだなー」って。
やっぺさんとかなりテンション↑↑状態で人形館をあとにしたよ。
まだまだ書き足りないんだけど、
もうこのへんでおわりにしとく 笑
次の場所へ向かったのであります。
つづく。
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